野々市市粟田に「あわだ総合福祉センター」を施工致しました。

鉄骨造2階建てのこちらの施設では、小さなお子様からお年寄りの方、また障がいを持つ方など、幅広い方にご利用頂けて、外観1階は明るいグレー、2階は薄茶色で塗装されており、老若男女問わず親しみやすい印象となっています。

建物内は乳幼児用の施設や介護が必要な方の施設などいくつかの施設に分かれており、その為玄関も3ヵ所作られました。

内部は部屋ごとに壁のクロスや天井の素材、床の色などを変えており、薄緑色のキッチンやカーテンを使用した爽やかな雰囲気の部屋や、グレーや木目を使用した落ち着いた雰囲気の部屋などがあり、部屋の用途によって印象が変わっています。

１階　病児・病後児保育室の各部屋には動物の名前が付けられており、療養するお子様の癒しとなるよう、ガラスの扉に大きく可愛い動物の絵が貼付けられました。

また、2階の入居室にもそれぞれお花の名前が付けられ、部屋の入口に貼られた室名札には部屋名と同じお花の写真がデザインされています。こちらも親しみやすくまた癒されるものとなりました。

2階の有料老人ホームと看護小規模多機能型居宅介護に入居されている方にご利用頂ける屋上テラスは廊下との段差が無くバリアフリーになっています。

そのテラスには木粉と廃プラスチックを利用して作られた地球に優しい再生木のウッドデッキが設けられました。こちらの素材は、天然木材と違いササクレが出来ず腐食やシロアリの心配がないのが特徴です。また、透明パネルの手摺を使用したことにより開放的な印象となっており、天気の良い日には綺麗な白山の景色を楽しむことが出来ます。1階屋上の防水材を緑色としたのにも入居者の方が屋上テラスから見下ろした際に森林浴を浴びているような感覚になって欲しいとのことからです。

他にも寝たままや座ったままの状態でも安全に入浴できる特殊な機能がついた機械浴や、ベッドごと乗ることが出来る寝台エレベーターなど、福祉施設ならではの設備が備わっており、各施設ごとにもキッチンや洗濯室、浴室など充実した設備が整っています。

また、多目的室兼地区集会場は、地域の方々にもご利用頂ける場所となっており、地域の皆様が集い、さまざまな活動を通して共に学び合う場としてご活用頂ければとの思いから作られました。

あわだ総合福祉センターは日本国内でも珍しい「こども福祉」「高齢者福祉」「障がい者福祉」の各分野を一体化した複合型施設です。今後こちらの施設が地域の方々にとって心強い存在となってもらえるよう社員一同願っております。